国際青少年連合スタッフのブログ

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国際青少年連合IYF のマインド教育著書「私を引いて行くあなたは誰か」1章ー2

国際青少年連合IYF のマインド教育著書「私を引いて行くあなたは

誰か」1章ー2


心 川のように心にも流れる道がある

 

腐った一切れのパンを拾って食べて我に返った麻薬中毒者

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生まれて初めて他の人と比較して自分を見つめてみました。
『他のやつらは車に乗って、結婚して妻とかわいい子どもたちといっしょ

に公園に来て、かっこいい服を着て、新しいスニーカーを履いているのに

、俺は何なんだ。


麻薬におぼれて、こんなふうにみじめに生きて、俺の人生は終わる。麻薬

が俺の人生をめちゃくちゃにしたんだ。』


今まで麻薬をしながら一度もこのような考えをしたことがありませんでし

たが、20年を経て、初めて人間のクズとなった自分に気付いたのです。


急に結婚したくなりました。温かい家で暮らして、家族といっしょに公園

で遊び、パン屋に行ってパンを買って食べたい・・・。そんな思いがふつ

ふつと沸いてきました。


でも自分の姿を見ると、現実とはまったく遠い話でした。いつか公園のベ

ンチで病気になって、ひとりさびしく苦しみながら死ぬに違いないと思う

と、急に死ぬのが怖くなりました。


そして、しばらくしてフーリオはまたいつものように麻薬をし、警察に捕

まり麻薬学校に入りました。麻薬学校は一定の期間、外出を禁止して麻薬

をやめるようにする所です。


初日、教育を担当する先生が無理やり連れてこられた麻薬中毒者に言いま

した。

 

『みなさんは麻薬をやめたいでしょう?私にはみなさんの気持ちがよくわ

かります。でも、みなさんの努力では絶対にやめられないのです。


ですから、本当に麻薬をやめたいのなら、今から私の話をよく聞いてくだ

さい。私は麻薬学校の教師を長い間努めてきましたから、どうしたら麻薬

がやめられるのかその方法を知っています。』


不思議なことに、フーリオが以前2度ここに入って、この先生の話を聞い

た時にはまったく耳に入らなかったのですが、今回はその話が聞こえ始め

たのです。


『あ、そうか。そうだ。その通りだ。』
先生の話にうなずきながら聞いていた彼は、周りを見回してみました。


みな麻薬中毒者ですが、誰もその話を聞いている人はいませんでした。う

つぶせになって寝ている人、隣の人とふざけている人、何か別のことを考

えている人・・・。


フーリオも昔はそうでしたが、最後は麻薬で死ぬことになる自分の運命が
はっきり見えた時、彼の心が変わり始め、今は先生の話に耳を傾けていた

のでした。


≫「私を引いて行くあなたは誰か」1章ー3へ続く