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国際青少年連合スタッフのブログ

国際青少年連合スタッフのブログです。青少年たちの人生が大きく変わっていく姿を見ていつも感動を受けています。

国際青少年連合IYF のマインドレクチャー著書 「私を引いて行くあなたは誰か」1章ー8

国際青少年連合IYF のマインドレクチャー著書

「私を引いて行くあなたは誰か」1章ー8

 

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国際青少年連合IYF のマインドレクチャー

著者 パク・オクス顧問

 

「私を引いて行くあなたは誰か」1章ー8    

 

心 川のように心にも流れる道がある      

 

 お父さん、僕を息子としてではなく

雇い人の一人だと思って

 

 とてもその場所にいることができず、父の家に帰る決心をしました。こじきの恰好で、物乞いをしながら父の家に向かいました。『俺がこんな恰好で行ったら親父は何て言うだろう。親父が止めたのに俺は自信満々に出てきたから、兄貴もこんな俺を見て何て言うだろう。玄関先でどなられて追い出されるに決まっている』

 

そうして数日歩きながら、頭の中は複雑になっていきました。彼はもう息子としての資格がないので、その家で雇い人の一人として働かせてくださいと言おうと思いました。ついに父の家のそばまで歩いてきました。

 

日が暮れる頃、門の前で座っていた父は、遠くから歩いてくる息子を見つけました。まだ顔ははっきり見えませんが、歩き方だけで父は息子であることがわかりました。「息子が帰って来た!」父親が走って行って息子を抱きしめました。父親には息子の汚い外見などは目に入りません。二人は抱き合ったまま、父が泣き出しました。息子も泣きました。

 

「僕は、天とお父さんに対して罪を犯してしまった。これからは、お父さんの息子だなんて言う資格はないと思ってる。だから、僕を雇い人の一人としてここで使ってください」

 

父は息子のその話を聞きもせず、すぐ召使いを呼びました。

「お前たち、何をしている。お前は早く風呂の準備をしなさい。お前は一番上等な服を持って来なさい。お前は指輪と靴を持って来なさい。他の者は肥えた子牛を捕まえて料理しなさい。そして、ご近所にみな知らせなさい。うちの息子が健康な体で帰って来たと。さあ、今晩は宴会だ!」

 

 息子は召使いたちの手に引かれて温かいお風呂に入り、きれいに洗いました。きれいな服に着替え、髪も整えてすっきりしました。息子はこの上なくありがたく思いました。きれいな姿で父の前に行くと、父親は目を細めて喜びながら、息子としての印である指輪をはめてくれ、靴もはかせました。そうして、町の人たちといっしょに宴会を開きました。

 

 ≫「私を引いて行くあなたは誰か」1章-9へ続く